親がブラックリストなら子供もカードやローンの審査に落ちる?

  • 親がブラックだと就職や進学で不利になるのか知りたい
  • 親がブラックで過去にカードの審査落ちしたことがある
  • 親に過去に自己破産をしたと打ち明けられた

そのような悩みを解決するための記事になっています。

「自分の親や兄弟がブラックリスト入りしているから」と悩んでいる人は多いようです。自分がクレジットカードを作ろうとすると、親から「実は自己破産をしたことがある」などと打ち明けられた人も少なくないでしょう。

「親がブラックリスト」の場合のデメリットなど、学校では全く教えてくれませんし、友達に聞くわけにもいきません。ネットで調べてみると、いろいろな情報がありどれを信じていいのか分からない。

この記事では「親がブラックリストだと子供にどんな影響があるのか」ということを、くわしく説明していきます。

記事を読み終えると、「親がブラックの場合どう対処すればいいか」がわかりますので、安心して夜眠れるようになります。

親がブラックだと子供もブラックになるのか?

基本的には、親がブラックリストだからといって、子供もブラックリストになることはありません。兄弟などの親族がブラックの場合も同様です。

よくテレビなどで、「親の借金を引きついだ」などの場面を見ることがあります。そのイメージでブラックリストも引きつがれると思う人がいるのかもしれません。

JICCやCICなどの個人信用情報機関にある金融事故情報(延滞・債務整理・多重申込みなど)を見て、銀行や消費者金融、クレジットカード会社などが、この人はブラックだと判断しているにすぎません。

クレジットやローン等の審査は、申込書に記載された情報や個人信用情報機関に登録されている情報など、様々な情報を基に、申し込み先のクレジット会社や金融機関により総合的に判断されます。
(引用:日本クレジット協会

皆さんが不安になっているのは、親がブラックリストに載るようなことをした場合に、「子供も同じように登録されてしまうのではないか?」ということだと思います。

親が自己破産をした場合は子供の信用情報はどうなる?

例えば、親が自己破産をすると、親の信用情報には自己破産の情報が書かれます。ですが、子供の信用情報には何も書かれません。

信用情報の観点から見れば、本人以外は完全に無関係といえますので兄弟や親族などでも同様です。ブラックリストに載るのは自己破産をした本人だけです。

親のブラックリストが子供に引き継がれることはありませんので安心してください。

親がブラックリストで自分が学生や未成年なら注意

親の同意が必要なら注意

しかし、「審査と無関係か」と聞かれたら、全く無関係とは言えません。

例えば、親がブラックで子供が未成年や学生の場合は注意が必要です。未成年の場合、クレジットカードを作るにしてもカードローンを申し込むにしても、親の同意が必要になりますから。

各貸金業者によって審査基準に違いがありますので一概に説明することできませんが、未成年者は原則として親権者等の同意が必要となります。
(引用:日本貸金業協会

ここで親がブラックであれば、審査に落ちるケースがでてきます。

特に、未成年で学生、さらに無収入の場合は親を審査することになります。ここで親がブラックであれば審査には通りません。

親が自己破産経験者などブラックリストかもしれない場合、個人信用情報機関に開示請求をすることで、ブラックリストに入っているか調べることができます。

親がブラックだけど地位や年収が高い場合は?

「うちの親は大手企業の部長だから年収も高いし、ブラックでも大丈夫なのでは?」

そういう風に考える人もいるでしょう。しかしそれは自分の都合のいいように考えているだけです。

社会的立場が高く、年収も高い。そのような人たちも、残念ながらブラックリストという理由で審査落ちしています。

子供が未成年でも、就職している場合の審査はどうなる?

未成年の子供が就職してからどれくらいで審査に通る?

では、子供が未成年だったとしても、就職して独立している場合はどう判断されるでしょうか?

例えば、高校を卒業してすぐに働いている19歳の男性。実家から離れて一人暮らしをしながら働いている。

このような人は半年も働けば、通常であればクレジットカードやカードローンの審査にも通ります

しかし「親がブラックリスト」の場合、絶対ではありませんが審査に通らないケースも出てきます。

金融機関は親の信用情報を勝手に見てもいいのか?

そもそもの審査に関する話ですが、「未成年がカードローンに申し込んだ場合、親の信用情報を見ているのか」という点。

通常は申込者がサラリーマンなどで働いている場合、申込者本人だけを審査します。
銀行、消費者金融、信販会社は申込者の信用情報しか見れません。
(参考:経済産業省

この通り、勝手に親の信用情報を見ることは法律違反になりますし、リスクがあまりにも高いためにカードローン会社は絶対にしません。

親がブラックかどうかを判断する場合、個人信用情報機関で親の信用情報を見ない限り分かりません。

なのにどうして、親がブラックということでカードローンの審査に落とされるケースがあるか説明します。

親のブラックリストがバレて審査落ちするのはこんな時

未成年の場合、親の同意が必要になりますので、実家の連絡先などの親の情報も書く必要があります。

銀行や消費者金融などは、自社のデータベースに申込者の実家の住所や電話番号を入力して検索します。そこでヒットして申込者の親がブラックであることがわかれば、申込者に問題がなくても審査に落とすことがあります。

勝手に申込者の親の信用情報を検索することはできませんが、自社のデータを調べることならできます。つまり親が社内ブラックになっていることが理由で審査に落とされたというわけです。

信用情報機関の情報は10年以内にどんな情報でも基本的に消えます。ですが、自社データを企業が消すことはありません。

つまり、ブラックリストには時効がありますが、金融事故を起こされた金融機関は何年たっても自社の金融事故情報を消しません。これが「社内ブラック」です。

このようなケースの場合、少し対策を立てる必要があります。

どの金融会社に申し込めば審査に落ちずにすむのか?

対策と言っても、実際に気をつけることは難しいことではありません。

  • 「親が金融事故を起こした金融機関に申し込まない」

たったこれだけです。

親がアコムで社内ブラックになっているなら、アコムではなく違う金融会社、たとえばプロミスに申し込むという具合です。

先ほど説明したように、銀行・消費者金融やクレジットカード会社は、個人信用情報機関で申込者の親の信用情報を勝手に見ることはできません。

自社にデータがない時点で、親の信用情報を調べることはできません。自社のデータに、親のブラック情報が登録されていなければ、あとは未成年であっても申込者本人の属性次第となります。

クレジットカードでも考え方は同じで、親がオリコで金融事故を起こしたのであれば、オリコではなくジャックスなど違うクレジットカードに申し込みましょう。

ここに注意!
  • 親が金融事故を起こした銀行・消費者金融カードローンに申し込まない
  • 親が金融事故を起こした消費者金融が保証会社をしているクレジットカード・カードローンには申し込まない

例えば、アコムは三菱UFJ銀行、セブン銀行、じぶん銀行などの保証会社をしています。親がアコムで社内ブラックになっているならアコムが保証会社をしている銀行に申し込むと審査に落ちる可能性があります。

「親が金融事故を起こしたクレジットカードやカードローンに絶対に落ちるのか?」と聞かれると、「絶対に落ちる」とは言えません。

ですが、親が金融事故を起こした金融機関を避けて申し込みをしたほうが、ムダに審査落ちせずにすみます。

社内ブラックについてもっと詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

親がブラックリストだと奨学金は借りれないのか

親がブラックリストだと連帯保証人になれないのか

奨学金を利用する場合、もし払えなくなった時のために連帯保証人と保証人を決める必要があります。

日本学生支援機構(JASSO)から奨学金を借りる場合は、下記の2つから保証制度を選ぶ必要があります。

  1. 人的保証制度
  2. 機関保証制度

(1)人的保証制度:親に連帯保証人を頼む必要がある

連帯保証人は原則として親である父母。そして保証人は原則として生計が別の叔父や叔母、兄弟姉妹です。

サザエさん一家で例えると、カツオが受験する時に、波平に連帯保証人を頼み、ノリスケに保証人を頼むような感じです。

ここであなたが不安に思っているのは「親がブラックリストの場合は奨学金の審査に通るか?」ですよね。

残念ながら、親がブラックリストだと審査に通りません。

奨学金の審査では、「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」での信用情報チェックが必須になってます。

過去に自己破産をして、金融事故情報がある人は審査には通らないので、奨学金を借りることができません。

ですが、そのような人たちのためにもうひとつ制度があります。それが機関保証制度です。

(2)機関保証制度:保証機関が連帯保証人になってくれる

親がブラックリストだと連帯保証人にはなれません。

このような場合には、保証機関である公益財団法人日本国際教育支援協会の保証を受ければ奨学金を借りることができます

保証機関に連帯保証してもらえば奨学金は借りれる(抜粋:日本学生支援機構(JASSO)

一定の保証料の支払いが必要ですが、毎月の奨学金から差し引く方法での支払いです。保証料についてはJASSO公式サイトから確認してください。

これで、親がブラックリストでも奨学金を借りれることが分かりましたね。

奨学金を滞納すると、あなた自身がブラックリストになりますのでご注意を。

親が自己破産をしていたら、子供の進学や就職で不利になるのか?

親がブラックだと子供の進学や就職活動に影響はあるか?

なかなか人には聞けない悩みのひとつに、「親がブラックだと子供の進学や就職活動にマイナスにならないのか?」というものあります。

  • 親は「自分のせいで子供の就職や進学に影響があったらどうしよう」と悩む
  • 子供は「親の自己破産歴がバレたら進学や就職に不利になるのか?」と悩む

例えば、親が自己破産をしていた場合、親の自己破産はどう影響するのか説明していきます。不安をできるだけ消していきましょう。

親の信用情報を大学や企業は調べるのか?

基本的に、「親が自己破産をしているか」を調べるには、親の信用情報を見るしかありません。

大学や企業は、実際に親の信用情報の調査をしているのか?

答えとしては、「基本的に調べることはない」という回答になります。

本人の了承もなく、勝手に親の個人情報を調べるようなことはできませんので、その点に関しては安心してもいいと思います。信用情報を開示する際には、必ず本人の同意が必要になります。

このケースの場合であれば、親の信用情報を調べることを了承する書類に親の署名と捺印をして提出すれば、企業や大学などは「親の信用情報を見れる」ということになります。

しかし、そのような話は聞いたことがありません。

親が自己破産をしたとしても、その子供には関係はありませんので問題はありません。

就職に関しては注意が必要なケースがある

進学に関しては、親が自己破産をしていたとしても問題ないでしょう。

しかし就職に関して言えば、一部の企業は親の信用情報を調べている可能性はゼロとは言い切れません。

銀行などであれば、官報や銀行内のデータから親の信用情報をチェックする可能性はないとは言えません。少し強引な手で言うと途上与信という手もありますから。

しかしほとんどの企業が採用試験などでチェックするのは、あくまでもその子供本人です。

親の自己破産を心配するよりも、その子供本人の信用情報がどうかという点が重要です。

もし、その子供本人が自己破産をしていたとすれば、一部の企業では就職に影響が出る可能性はあります。

企業が調べる対象は親ではなく本人

調査する対象は本人だけ

親が自己破産をしていてもほとんど問題はありませんが、採用試験を受ける子供本人が自己破産をしていると落ちるケースもあります。

一般的な企業の採用試験などでは、本人が言わない限り、自己破産をしたかどうかは分かりません。

しかし、一部の企業や銀行などはそういったことも調べます。官報や社内データを見たり、調べる方法はいくつかあります。

親の自己破産を心配するよりも、子供自身の問題がないようにしなければなりません。

そのためにも、普段からお金にだらしがないことがないように、気をつけてください。

まとめ:親がブラックリストでも子供にたいして影響はない

今回説明したとおり、基本的に親がブラックリストでも子供にはほとんど影響がないことがわかって頂けたと思います。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

ポイントのまとめ
  1. 親のブラックが子供に引き継がれることはない
    →子供の信用情報には何も書かれないため
  2. 親がブラックの場合、申込者が未成年ならカードローンなどの審査に落ちる可能性がある
    →親が審査対象になるため
  3. 親がブラックでも進学で不利にはならない
    →親の信用情報を調べることがない
  4. 親がブラックでも就職でほぼ不利にはならない
    →ごく一部の企業などが親の自己破産歴などをチェックする可能性はあるがかなりのレアケース
    →落ちるとすれば基本的には本人の問題

カードローンやクレジットカードに申し込む場合、親がブラックでも申込先を気をつければそう心配することはありません。

子供の進学や就職は基本的に子供の問題です。親の信用情報を気にするよりも、自分自身がお金に関して問題がないようにしていてください。

子供本人が自己破産をしている場合は、進学はともかく、就職には影響がないとも言えませんから。